新型コロナウイルス感染症まとめ、個人でできる対策

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について新型コロナウイルスの簡単な解説と個人でできる対策などをまとめました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは

中国河北省武漢で2019年12月に初めて新型肺炎の感染者が確認されました。 その後、感染は中国全土に広がり、2020年4月7日現在では、全世界約130万人の感染者、7万人以上の死者がが出ています。 感染の収束も現在は見えておらず、日本国内でも日々感染者数の更新が報道されています。

これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。 このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。 コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。

厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

感染経路

感染が確認された初期の時点では人から人へは感染しないとの報告もされていましたが、現在では人から人への感染が確実となっています。 そこで現在判明している感染経路について確認します。

飛沫感染

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。咳やくしゃみをすると、ウイルスが含まれた飛沫(しぶき)が周りに飛び散ります。周りにいる人がその飛沫を吸い込んでしまい、感染します。くしゃみをすると飛沫が半径2mまで飛散するとの報告もあり、一般的な電車のロングシートの通路幅が1.5mほどなので、対面する人にまで到達することになります。

接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、それを感染者に直接接触しなくても感染します。現在ウイルスの物体表面上の生存期間は、1週間もしくはそれ以上生存する可能性があると言われています。

接触の経路は、つり革、ドアノブ、手すり、電気のボタン、握手、キス、ハグ等と言われているので、外出の際には意識しておくことが必要です。

※厚生労働省は上記2種類の感染経路を認めているが、エアロゾル感染は否定している。エアロゾル感染とは、簡単に説明すると極微細な粒子が空気中に漂い続け部屋中に広がり、それを呼吸などにより取り込み感染することである。

新型コロナウイルスに感染しないための個人でできる対策

ここから新型コロナウイルスに感染しないために個人でできる対策をまとめます。

3つの密を避ける

換気の悪い密閉空間を避ける。
多数が集まる密集場所を避ける。
間近で会話や発声をする密接場所を避ける。

集団感染がおこる可能性のある場所、空間

会議室、居酒屋、スポーツジム、ビュッフェスタイルの食事会、雀荘(じゃんそう)、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント、ナイトクラブやバー

あくまで一例ですので、この他にも3密の空間はありますし、例に挙げた場所でもしっかりと対策を行っていることもあります。必ずご自身で確認ましょう。

『出典:首相官邸HPより』

マスクを着用する

新型コロナウイルスの対策として、一時はマスクの着用効果はないと言われていましたが、アメリカでも自身の感染を自覚していない人が他人にウイルスをうつさないようにするために布マスクでも着用するべきであるとの方針を示しました。しかし現在ドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストアにはほぼマスクの在庫がありません。入荷待ちのため、並んで購入しようとするのも感染の危険があり、オススメできません。そこで、マスクの通販をしているサイトを紹介と自作マスクについてお伝えします。

マスクを購入できるサイト

等があります。ただし、各ショップによって在庫数に差があり値段が違ったりしますので、ショップ等でご確認ください。

Amazonや楽天市場では高額な商品が含まれている可能性があるので、価格には注意が必要です。

マスクを自作する

店頭やネットショップで購入できないためマスクを自作する方が増えています。布製マスクは洗うことで再利用が可能で、新型コロナウイルスの感染長期化の際には必要になってくるのではないでしょうか。そのため、各社手芸用品店ではマスクの作り方などの動画をYouTubeにアップロードし、自作用の材料の特集などを行っています。参考:世界のホビーハウスユザワヤ

ただしこちらも需要の増加により、材料の不足が進んでいますので、ご購入を検討の際はお早めに。

政府から1世帯あたり2枚の布製マスクの配布が決定

4月1日夜、安倍首相が布製マスクの配布を発表した。配布は再来週以降、感染者の多い都道府県から順次、1住所あたり2枚ずつ配布するとのことである。この発表には賛否両論あり、2枚ではどうしようもないのではないかや2枚でもありがたいとの声がネットでは上がっている。

手洗いの徹底

感染経路の2つ目で説明した接触感染の防止のためには手洗いが必須です。ウイルスが手についたまま、口や目を触ることで感染することがあります。その手でご自身だけでなく、お子さんや近親者も感染してしまう恐れがあるので、外出をした際には、手洗いの徹底を行ってください。また、手洗いだけでなく、不特定多数の方が触れるもの(つり革、手すり、椅子、ドアノブ、エレベーターのボタン等)に接触した後は顔を触らないことも徹底してください。手洗いでは落としきれず残ったウイルスや細菌を除去するために、アルコールで手指の消毒を行うことも有効とされています。

手洗い方法の参考:日本ユニセフ協会 手洗いダンスで、正しい手洗いを実践しよう新型コロナ感染予防のために

この他にも国民的アイドルグループの嵐も手洗いダンス「Wash Your Hands」の動画をネット上に公開しています。ぜひこの機会の正しい手洗いを覚えてご家族で実践してください。

外出の自粛

マスクの着用、手洗いの徹底は効果はあるものの確実性という面においては少し心もとない部分もあります。ウイルスが感染する経路を断つには、人と人の接触を断つことが一番とされていて、これは「社会的距離戦略(ソーシャル・ディスタンシング)」と呼ばれ、世界中で実践されています。これは端的に言うと人の接触を減らすため不要不急の外出を避け、人との距離を一定間隔開ける(最低1m)ということです。現在はこの考え方が自然と浸透し、外出を控える方が増えています。

外出機会を減らすための生活必需品の調達方法などをまとめたものも参考にしてください。→【新型コロナウイルス感染症対応】生活必需品の宅配サービス5選

富山県氷見市内のテイクアウト、出前を行っている飲食店情報→富山県氷見市でテイクアウト、出前ができる飲食店まとめ